風日誌


鷺銅山跡・鵜峠鉱山跡・天青石

バードのヴィオール・コンソート


2003.11.04

 

昨日は、ふらふらと出雲方面へ出かけた。
 
「小さな自然館」の反田さんからきいた
出雲の採石場でとれたという水晶の情報があり、
それとあわせて、日本では大社町鵜峠鉱山跡でしか見つからないという
あこがれの天青石への再チャレンジというのもあったが、
ほとんど期待しないまま色づきはじめた紅葉でも愛でながら出雲路を、
という気分だったのだけれど、
採石場を探しながら迷い込んだところで
「神朝山 岩根寺」という
巨大な岩壁をくりぬいたところにある不思議な寺を見つけ、
その美しい佇まいを楽しみ、土手を散策していたとき、
川面を飛ぶ青い鳥を発見。
小さいながらしっかりとカメラに収まってくれた。
(この岩根寺とカワセミはのちほどミュージアムでご紹介したいと思います)
 
水晶がとれるという採石場はよくわからなかったが、
気分を良くして、観光客で群れている出雲大社の横を抜けて
日本海側の鵜峠鉱山跡付近の川原へ細い山道を走る。
途中、石見銀山よりも古いという鷺銅山跡を発見。
銅山跡らしきところのそばを流れる川に降りて、
黒鉱らしきものや黒鉱のなかにある針状結晶を発見。
時間もないので、後で時間があればということで
目的地の鵜峠鉱山跡付近の川原へ向かった。
 
海岸に出たところで、イソヒヨドリのメスも
とても愛らしい表情でカメラに収まってくれて、
今日はいい日だったなと思って
ほとんど場所もわからず適当なところで
鵜峠鉱山跡付近の川原に降りてしばらく
ころがっている石をみていたところ、天青石らしきものを発見。
それからはyuccaとともに半ば興奮気味で近くの石を探していたら
次々とそれらしき結晶を見つけ
すでに夕刻になっていたのもあって急いで採取。
 
やはり気になる鷺銅山跡の川原で少しだけ、
黄銅鉱や小さくついている孔雀石、藍銅鉱らしきものを採取し、
今日の思わぬ大きな収穫に気持ちを上気させながら帰途についた。
 
さて、今日は、カワセミをみつけることができたり、
鵜峠の海岸でイソヒヨドリに出会うことができたり、
また鷺やら鵜と、鳥の名にちなんだところにでかけたので、
ウィリアム・バード(1542-1623)のヴィオール・コンソートPOCL-3290を。
(バードによるヴィオール合奏の音楽を集めたもの)
とはいえバードはByrdでBirdではないのだけど、気分として(^^;)。
 
昨日はどうも鳥に導かれて天青石を見つけたような気がしている。
タタラでも鷺の伝説があったりもするように
鳥と金属というのは不思議な関係があるのかもしれない。
 

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