BCJ・J.S.バッハ/教会カンタータ全曲シリーズVol.22
昨日は、三瓶山のふもとにある三瓶自然館と 三瓶山の3500年前の噴火の際の森林が奇跡的に残っている 埋没林を展示してある展示館を訪れた。 三瓶自然館は昨年リニューアルオープンして その埋没林の展示を見てはいたのだけれど、 今回はその自然館から車で10分以上離れたところにある 実際に埋没した場所での展示館も併せて見ることができた。 通常噴火の際の火砕流などを受けて 木々は炭化してしまうのだけれど この埋没林はそうならずに埋もれていたもので、 杉などもいまだその香りなどを残している。 だから、最初に樹齢500年くらいの杉が埋もれているのが見つかったとき 業者がそれを売りさばいてしまったのだという。 それほどに杉の保存状態がよかったということなのだ。 その展示館で、おそらくボランティアであろう係の方に 説明を受けることができたが、興味深いことに、 杉などは掘り出したあとも比較的長くその状態が保たれるが (それでも特殊な薬品を散布し続けないといけないらしいが) 広葉樹などは早く崩れはじめるという。 通常が伐採後50年後くらいはむしろ広葉樹のほうが その硬さが維持されるのだというが、 それ以降は針葉樹と逆転してしまうのだという。 さて、今日のBGMは、鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパンの J.S.バッハ/教会カンタータ全曲シリーズVol.22〜ライプチッヒ1724-6。 このシリーズもう22週目というかまだ22週目というか 年に2〜3枚づつ発売されているが聴くたびごとに感動が新たになる。 あと10年ほどは楽しめそうなので数ヶ月に一度の贈り物を これからも楽しみにしていきたいと思っている。 まだ日本語版はでていないが、輸入盤が店頭に並び始めた。 以下の3曲が収められている。 「おお永遠、雷の言葉よ」BWV20 「我らの主キリスト、ヨルダン川に来たりぬ」BWV7 「われ、いかで世のことを問わん」BWV94 ソリストは、(S)野々下由香里、(CT)ロビン・ブレイズ (T)ヤン・コボウ、(B)ペーター・コーイ。 テノールはテュルクではなく、ヤン・コボウ。 伸びやかな声がなかなかいい。 |
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