風のメモランダム

テレビチューナーの行方/遠藤賢司:にゃあ/平原綾香:4つのL


2006.6.14.Wed.

■ボケのはじまっているテレビチューナーの行方

わが家のテレビチューナー(ビデオに内蔵)の調子がどうもおかしい。
映らないチャンネルがあったり、映っていたのにいきなり消えたり。
その都度、いろんな状態になって、なんだかボケのはじまりのようだ。
そんなにテレビを見るほうでもないのだけれど、
やはり見ようとしたチャンネルが見えないのは悲しい。
「あ、つながった」「あ、また消えた」とか。

そういえば、地上デジタル放送の話題がちらほら広まっている。
2011年7月にはアナログ放送が終了し、
すべて地デジ(地上デジタル放送)になるというが、
まだぼくの住んでいるところでは地デジさえはじまっていない。
始まるのは、今年の暮れである。

わが家のテレビは、1987年製の20型。いまだに健在である。
ビデオは6年前に、13年ほどは機能していたものがとうとうダメで、
チューナー付の安いのを購入。
なんだかこういうテレビ関連というのは、どうも映ればいい感じで触手が伸びない。
しかし、映らないのはやはり困るので、どうしようかというところ。
物入りだというのも嫌だけれど、面倒だというほうが強いかもしれない。
さあ、どうしようか。
テレビはまだ調子がいいので、まだ使えそうだとか。

■遠藤賢司:にゃあ

遠藤賢司の名曲「カレーライス」を聴いていたら、
その歌詞に、三島由紀夫のハラキリのことが歌われていることに
いまさらながら気づいて、妙に納得してしまった。
ギターをひきながら、テレビを見ながら、
猫といっしょに、カレーライスができあがるのを待っている風景。

遠藤賢司は、浦沢直樹の「20世紀少年」の「ケンジ」のモデルでもあると、
そのふたりの対談(AERA in FOLK)のなかで浦沢直樹が語っていた。
もう遠藤賢司しかいないだろうと。

それで、遠藤賢司の新譜「にゃあ」を聴いてみることに。
なかなか、なかなか、なかなか。
3曲目の「やっと君が僕のことを」で湯川潮音のコーラスが入っている。
なるほど、なるほど、なるほど。
やはり聴いてみるものだ、聴いてみるものだ、聴いてみるものだ。

■平原綾香:4つのLなど

最近でていたことに気づいた平原綾香の「4つのL]も聴いてみた。
なかなか、なかなか、なかなか。
言い声だなあ。いい曲が多いなあ。と納得。

そういえば、湯川潮音の新しいミニアルバム「紫陽花の庭」が
そろそろ、でてるような・・・あ、今日発売だったんだ。
聴いてみなくては。

新譜といえば、井上陽水の久々の新譜「LOVE COMPLEX」がでるのが
えーと、6月28日のようである。
先日出た「新しい恋/長い猫」の「長い猫」の歌詞は
井上陽水の娘さんが書いたものだそうな。

ついでに。
先日も少しふれた「テルーの唄」のCDが発売された。
ある記事を読んでいたら、鈴木プロデューサーが
手嶌葵の声を気に入って、宮崎吾朗監督に歌詞を書かせたらしい。
それで、良かったので「ゲド戦記歌集」の歌詞も
全部宮崎吾朗が書くことになったということだ。
主題歌をのぞいてはすべて谷山浩子の作曲。

しかし、鈴木プロデューサーという人はすごい人である。
この人がいなかったら宮崎駿も今のようにはなっていないはず。
おそらくきわめてファッショな宮崎駿の元では
新人監督が育たないのをどうにかしたかったのではないか。
今回のゲド戦記でも、大反対で口もきかないという宮崎駿を横目に、
きわめて戦略的に宮崎吾朗をしっかり育てているように見える。
人を育てるというのは、ほんとうにむずかしいだけに、すごい。