風のメモランダム

ヘンデル:メサイア/牧野植物園・ヒマラヤの青い芥子の花


2006.3.06.Mon.

■高知バッハカンタータフェライン/ヘンデル:メサイア

昨日は、高知バッハカンタータフェラインの第9回演奏会
ヘンデル:メサイアを聴くために、ほんとうに久しぶりに高知に出かけた。
高知バッハカンタータフェラインの演奏会は、
松山から広島に移ってからはでかけることができなかったので、
しばらく送ってもらったCDやビデオでもっぱら聴いていたが、
今回はほんとうに久しぶりの生演奏だった。
そしてすばらしい極上の演奏を味わうことができた。
この合唱は、2002年に初来日したライプツィヒ・バロック・オーケストラの
コンサートマスターから「光を放つような素晴らしい合唱」と評されたそうだけれど、
まさに「光を放つような」輝きとそして力をもち
それが年々ますますその光を強めているようなそんな印象をもった。
また、最初の演奏会からふりかえってみると、
人も増え、またいろんな素晴らしい人材が育ってきている。

しかし、ヘンデルのメサイア。
最初は、久しぶりの生なので、バッハのほうがききかかったな
とか、yuccaと話していたのに、演奏をきくにつれ、
メサイアっていうのはすごい名曲だったのだ!
と感じるようになっていき、
むしろヘンデルのほうがむいているのではないか、とさえ感じた。

また、第3部の歌詞をみてみると、
パウロの「コリントの信徒への手紙」がたくさん引かれている。
たとえば、こんな。

死がひとりの人を通して来たのと同じように、
死者の復活もまた、ひとりの人によって来たのだ。
アダムによってすべての人が死ぬのと同じように、
キリストによってすべての人が生かされるのだ。

■牧野植物園/ヒマラヤの青い芥子の花

高知にいったついでに、予想よりも早くついたので、
五台山にある牧野植物園に寄ることができた。
あまり長い時間を過ごすことはできなかったが、
久しぶりに出会った風景のすばらしいこと。

そしてそこで、出会ったのは、ヒマラヤの青い芥子の花。
ちょうど企画展でヒマラヤとアラスカの植物が展示紹介されていたのである。
透き通るような青い花びら・・・。
思いがけない贈りものをもらったような、そんな時間を過ごすことができた。