風のメモランダム

Nine Horses: Snow Borne Sorrow/BCJ:バッハカンタータシリーズVol.30、その他


2006.2.23.Thu.

■Nine Horses: Snow Borne Sorrow(SAMADHISOUND)

David Sylvianのアルバムが出るまで
また数年は待たないといけないのかなと思っていて、
ほとんどノーチェック状態だったので、
昨年の10月にDavid Sylvian、JansenとBurnt Friedmanの新バンド
『Nine Horses』のアルバム『Snow Borne Sorrow』がでていたのをようやく数 日前に発見。
とおもっていたら、昨日あたりに日本版も発売になったらしい。
前回のかぎりなく渋い方向性から少し戻って、
brilliant treesやsercret of the beehiveに続く傾向のものになっている。
なにはともあれ、あの声がきけるのはうれしい。

写真をみると、キリストのような相貌が
またもとのような顔にもどっていて、
音楽もまた禁欲的なかぎりなく渋めのものから
渋いながらも色どりのあるものになっている。
ところで、ほんとうに久しぶりにDavid SylvianのHPを見ていたら
どうも昨年離婚したらしいのだけれど、そのことも関係しているのかどうか。
事情はよく知らないがなんだか悲しい感じもしたりする。

以下、David SylvianのHPとSAMADHISOUNDでネットで購入できる音源のURL
http://www.davidsylvian.com/
http://sylvian.oxfordmusic.net/browse.php

■BCJ:J.S.バッハ/教会カンタータ全曲シリーズVol.30、その他

おなじみ、バッハ・コレギウム・ジャパンのJ.S.バッハ/カンタータシリーズ、
Vol.29が先日でたばかりだというのに、もうVol.30が登場(SACD-1471)。

今回は、ソプラノ(キャロリン・サンプソン)のみによる演奏曲目ということ で、そのなかに
先日、ガーディナーの指揮で演奏されたものをご紹介したバッハの新発見のアリア
「ALLES MIT GOTT UND NICHTS OHN' IHN 神と共にすべての事に当り」BWV1127の
全曲が演奏されているものが収められている。
おそらく、この曲をいちはやく世界初録音するというのが急ぎ発売された意図 なのだろう。

ついでにご紹介しておくとすると、同じくBCJの
J.S.バッハ/ 《復活祭&昇天祭オラトリオ》SACD-1561と
J.S.バッハ/管弦楽組曲(全曲)BWV1066〜1069の日本盤もKKGC10/11も発売されている。
バッハにBCJ、花盛りである。
うれしい。