風のメモランダム

 

鉄斎と京都画壇の作家たち/節分草の盗掘


2006.1.30.Sun

■鉄斎と京都画壇の作家たち
 
yuccaが「鉄斎をやってるよ」というので、
岡山県新見市の新見美術館開館15周年記念
「コレクション大公開」Part2
「鉄斎と京都画壇の作家たち」に出かける。
今日が最終日である。
鉄斎の作品は、全部で9点だったが、
これまで見たことのあるものもふくめてやはり全部いい。
 
ほかにほとんど客のいないのをいいことに、
yuccaと、作品のなかに描かれている人を
知っている人にあてはめてあれこれ遊んでいたりした。
鉄斎の作品のすごいところは、
やはりそのふところのふかさかもしれない。
だからそうやって遊び気分にも応じてくれる。
 
さて、yuccaによれば、島根県立美術館では、今日、
池内 紀の記念講演もあるということだったが、
さすがに真冬の今の時期には峠を越えていくのはちょっとつらいので断念。
 
■節分草の盗掘
 
ちょうど先週は新聞の記事広告をつくっていて、
節分草の保護をテーマとしたものの取材記事を編集することになったが、
昨年の3月の初旬、広島県の総領町に節分草を見に出かけたことがある。
(HPに画像を登録してあります)
 
今回の取材では、岡山県の節分草を扱っているが、
テーマは「天敵は人間である」ということ。
節分草は石灰岩地に生えるのだけれど、
下草をちゃんと刈るなどの手間がかかることから
放っておくと繁殖できないのだけれど、以前は里山などによく生えていたそうである。
しかしこのところは希少種になってきているのもあって、盗掘が絶えないらしい。
困ったことである。
盗ってはならない、といわれてやめるような人は
最初から盗ったりはしないだろうけれど、なんとか方法はないものか。
重要なのはルールを守らせることよりも
大事なことに自分で気付くことなんだろうけれど、
そういうのは「発心」」のようなもので、きわめてむずかしく、
時間のかかることなのかもしれない。
とかくこの世は、むずかしいことが多すぎる。
 

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