■仕事場のパソコンの故障から 先日の日曜日、仕事場のパソコンが故障して動かなくなる。 ちょうど午前中は野外でCM撮影があって、 その後、月曜日の朝、プレゼンテーションの資料をまとめようとした矢先。 かなり焦る。 仕方がないので、自宅のパソコンで資料をつくってなんとか間に合わせることに。 パソコンが故障すると、 なんと自分は機械に依存していることかと あらためて痛感することになるのだが、 少し面白いことに、あとで考えてみると、 自分のなかのどこかで、あらかじめこういうことがわかっているとしか 思えないようなところがあるのがわかる。 プレゼンの資料は、ふつうは会社のパソコンにしか データを置いておかないのが普通なのだけれど、 このときに限って、自宅のパソコンにスタッフからメールを送ってもらっていたり、 ある程度ちゃんとバックアップをとっていたりした。 ふつうだったらきわめてアバウトなぼくは、 データをまるごとなくしてしまいかねないところだ。 それが最小限のフォローで対処することができた。 もちろん締切までに残された半日の間、 ぼくの頭のなかも、手足も馬車馬のように動き続けたしたのだけれど。 しかし、こういうことはとくに珍しいことではなく、 だれにでもある程度あることなのだという気がする。 それが人によって異なっているのは、 その時々に、自分なりに最善の対応を冷静にできるかどうかなのだろう。 溺れそうになってじたばたするか、そのときに自分になにができるかを できうる限り考えることができるかの違い。 もちろん短い目線でとらえれば破壊的になることも起こるだろうが、 長い目線でとらえれば、たとえそのときに死ぬことになったとしても、 すべては「よきこと」なのだという思いを忘れなければ ほんとうにすべては「よきこと」になっていくのだという気がしている。 ■江原啓之 先日、「オーラの泉」というTV番組をはじめてみる。 江原啓之のキャラクターにとても共感を覚えたので、 ついでにその著書にも目を通してみることに。 現代におけるスピリチュアリズムの大衆普及版としては、 この江原啓之はとてもバランスのとれた方だという印象を受けた。 声楽をやっているせいもあるだろうが、声がとても深い。 細木数子のようなちょっと天狗さんめいた占い師に比べ 力でねじふせるようなところがないのもいい。 著書に書かれている内容も ぼくの理解の範囲では、「その通り」としかいいようがない。 そして、とても平易なことばで、 自分をちゃんとふりかえる方向性、ちゃんとものを考える方向性を出している。 とはいえ、これは精神科学ではないというところは おさえておかないといけないところだろう。 アプローチの角度と射程範囲が異なっているといえようか。 しかし、現代では、ほんとうにいろんな方法で 霊的な観点を啓蒙しようとする模索が見られるが、 そのほとんどがどこか歪なものが多いのではないかという気がする。 そんな歪なものであるならば、少々唯物論的であろうが、 きちんと思考力と論理力をまずは鍛えるほうがいいいような気がする。 |
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