■指を切る 昨夜、包丁で左手の小指を切ってしまった。 刃は爪で止まってくれなくてかなりな出血になったが、 カット絆程度でなんとか。 傷はともかくとして、 ふだんはあまり意識しないでいる 左手の小指という存在が ここでいきなり意識化されてきた。 おもしろいものだ。 ちょっとした棘が刺さっただけでも カラダとココロ全体に影響がでるくらいだから、 小指が使えないということででてくる影響はかなり大きい。 その影響ゆえに、 ここでじっくり小指の働きについていろいろ考えてみると、 それは小指という部分ではなく、 常にそれをふくむ全体にかかわってくることがわかる。 ふだんはあまり意識しないでいるものが、 こうして意識されることで喚起されるさまざまなこと。 そうしたきっかけを得るためにも起こるアクシデント。 その視点でさまざまなことを見直してみると 意外なものが見えてくることもありそうだ。 ■中島みゆき『転生』 たまたま中島みゆきのニューアルバム『転生』をきいた。 中島みゆきをきくのは久しぶりのこと。 ちょっと濃いめの音楽なのでいつもきくにはちょっとつらいが、 今回、その声の強さ、芯の確かさ、詞のおもしろさ、等々、 思いがけずききこんでしまった。 中心のある音楽とない音楽では似ていても非なるものだが、 この声は確かな中心をもっていると感じた。 今回のアルバムは、2004年1月に上演された夜会 VOL.13「24時着 0時発」で演奏されたものを 新しくレコーディングしたものだというが、 どこかあの「時代」という曲のテーマと リンクしているように感じた。 そういえば、その「時代」の入っている 中島みゆきのファーストアルバムを持っていたりする。 デビュー当時に購入したもの。 しかし、エネルギーがこれだけハイレベルで持続している人というのは、 ちょっと特別なところがある。 |
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