■パウル・クレーの静かな闘い 芸術新潮12月号の特集は 「パウル・クレーの静かな闘い」 クレーとなるとなにかと気になる。 この6月ベルンにパウル・クレー・センターが開館したとのこと。 近くだったら行ってみたいのだけれど、ちょっと遠すぎるかな。 しかし、来年の2月〜3月に東京と大阪で開かれる予定の 「パウル・クレー展 ー線と色彩」だったら行けそうだ。 10年ほど前に開かれたクレー展には、 東京と高知の2カ所にでかけることができ、 あの「天使」もたくさん見ることができたのを思い出した。 ■人生の伴侶となる鞄 サライの今回の特集は 「人生の伴侶となる鞄98」 少し前に、古山浩一『鞄が欲しい/万年筆画家が描いた50の鞄』(木世文庫) というのを楽しく読んだところだったので、つい読んでしまうことに。 これだけいい鞄を見せつけられると、 ほんとうに「人生の伴侶となる」かもしれない鞄がほしくなる。 この特集や文庫で紹介されているような かなり高価な鞄を買ったことは生まれてこのかたないのだけれど、 学生時代から、本やCDなどを詰め込んで歩き回るための 鞄はいろいろ使っている。 いろんな鞄を使ったが、気に入ったものはぼろぼろになるまで使い、 そうでないものはなんだかなじまないので自然と使わなくなってしまう。 今仕事で使っている鞄は 3000円ほどで買ったナイロン製の多機能鞄で、 もう8年くらいは使っているだろうか。 深い緑色をしていてなかなか丈夫。 そろそろもっといい鞄をとかいう気もなくはないが、 これにまさる軽さと機能などを考えるといまのところ見つかっていない。 「人生の伴侶となる」ほどではないが、こうしてなじんでいるものは捨てがたい。 いまほしいのは、プライベイトで使うための手軽な多機能鞄。 ちょっと高価でも気に入ったものがあれば買ってみようかな、と 上記のものを読んで少しばかり思っている。 ■SWITCH12月号:井上陽水×奥田民生 SWITCHの12月号に、井上陽水と奥田民生の からりとした対話が載っていて面白いので読んでいる。 そのたいとるは「曖昧な二人」。 井上陽水という人は、ほんとうに不思議さの持続する人で、 ふつうはどこかであたりまえになってしまうか、 逆にもっとはちゃめちゃになったりもするのだが、 不思議なままに半分だけ異次元にいるような人でやはり気になったりする。 その音楽も、いまだにどこかいままで通ったことのない道のような そんな不思議な路地につれていかれるようなものがたまにでたりするので いちおう聴いてみることにしている。 ところで、そのSWITCHの特集は、「大切な人に宛てた手紙」 中上健次→中上紀 ヴィム・ヴェンダース→サム・シェパード 小泉今日子→相米慎二 中村獅童→小野田寛郎 などなど、けっこういけてる企画で、 ついつい読んでしまうものが多い。 |
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