■ラルフ・イーザウ『ファンタージエン』 エンデの『はてしない物語』のオマージュともいえる イーザウの2003年の作品が訳出された。 テーマは同じく「虚空」「虚無」との戦い。 『暁の円卓』全9巻も出そろったところだが、 イーザウのこのパワーはどこからくるのだろう。 幸いなことに、酒寄進一という訳者を得て その作品は次々に訳されている。 ファンタジーものはちょっと食傷気味なところもあるが イーザウはちょっとチェックしておきたいと思っている。 ところで、この本、「ソフトバンク・クリエイティブ」 というところから発行されているが初耳。 ■ロード・オブ・ザ・リング ファンタジーで思い出したが、 先日、やっとこさ、映画の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作を観る。 『指輪物語』はそういえば学生の頃、最初の1巻で挫折した。 映画を観て、はあはあこんな話だったんだとやっとわかる。 映画は大変よくできているが、思ったよりも話はシンプルで、 基本的に善と悪の戦いの図式。 面白かったのは確かなのだけど、 少しだけがっかり、というのが正直なところ。 そういう意味でも、『はてしない物語』や『モモ』は やはりちょっと別格なんだなあとあらためて思う。 ■チャーリーとチョコレート工場 そういえば、先日、 ロアルド・ダール原作・ジョニー・デップ主演の映画 『チャーリーとチョコレート工場』を観た。 これもいわばファンタジーのひとつだが、 とても軽くてばかばかしくて気持ちよく観ることができた。 ジョニー・デップという人はとても不思議な雰囲気をもっている。 ちょうど今パソコンのなかには『コープスブライド』も入っているが ティム・バートンという監督もやはり注目だろう。 そうそう、ジョニー・デップ扮するウォンカの父親役は 先の『ロード・オブ・ザ・リング』で白い魔法使い役をしていた クリストファー・リーだそうな。 |
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