風のメモランダム

 

11月1日はケルトの新年/鳥たちの旅


2005.11.1.Tue.

■11月1日はケルトの新年
 
恩田陸の『ネクロポリス』をちょうど今日読み終えたが、
その最後のところに
「ケルトの新年は、11月1日からなんですよ」とあった。
 
ふつうの太陽暦でもあとラストの2ヶ月になって
来年のカレンダーがでまわりはじめている。
今年はちょっとはやめに丸善のカレンダー展をのぞいて
ひさしぶりのエルンストと蝶、そしてオーデュボンの鳥の日めくりを買った。
 
なんだかこのところ眩暈がするほど忙しく
あまりに余裕のない日が続いているが
今日は、少し心を静めて
心のなかででもケルトの新年を祝ってみることにしようか。
大祓なんかもひょっとしたら合うかもしれない。
 
■浦沢直樹『20世紀少年』20巻
 
もう20巻目にもなって、
読み進むのも少しずつ倦怠感を覚えてきたが
こうなったらやはり最終巻まで読まないわけにはいかないだろう。
「ケンジ」も名調子で帰ってきているわけだし。
 
■冬鳥さんたち
 
そろそろ冬鳥が帰ってくる時期。
そう思って先日yuccaと近くの河口近くにある池をのぞきにいったが、
カモさんたちもたくさんそろいつつあるようだ。
 
その池には、装備抜群らしき
バード・ウォッチャーのいじさんたちなどがすでに来ていて
お話をするのもなんなので、今回はちょいとのぞくだけにした。
 
■樋口広芳『鳥たちの旅』
 
「渡り鳥の衛星追跡」という副題のついている
樋口広芳『鳥たちの旅』(NHKブックス/2005.9.30.発行)を面白く読んだ。
なぜ渡り鳥という現象があるのか、以前から不思議に思っていて、
それについてシュタイナーがとても面白いことを話している講義があって、
とても興味深く読んだことがあるのだが、
こうして実際の「渡り鳥の衛星追跡」で
その具体的な渡りのことを知ることができるのはうれしい。
 
しかし、鳥についての究極のポエジーは
やはりシュタイナーだなあとあらためて思う。
yucca訳でHPにも登録してあるシュタイナー『宇宙言語の協和音』は
その点でもポエジーの結晶のような連続講義である。
先日来この講義を読み返しているのだが、
シュタイナーの講義のなかでも群を抜いた面白さだろうと思う。
 

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