■アファナシエフ、インタビュー
MOSTLY CLASSICは無料配布の頃、たまに見ていたが、
最近は書店で記事を拾い読みする程度。
しかしDVDが付録でついているのは気になっていた。
11月号にはヴァレリー・アファナシエフへのインタビューが
載っているというので、思い切って購入(というほどでもないか)。
それほど深い内容でもないのだけれど、
とても変わった風貌としゃべり方のアファナシエフと
オーケストラのリハーサル風景(指揮)を楽しめる。
アファナシエフ・ファンは、少しばかり注目。
アファナシエフはとても多彩な人だが、
音楽と文学についての文章と対談を収めた
・『音楽と文学の間/ドッペルゲンガーの鏡像』(論創社/2001)
がとても面白い。
日本語で読めるのはこれくらいだと思う。
■細川俊夫 委嘱新作「循環する海洋」
同じくMOSTLY CLASSIC11月号の記事に
細川俊夫の委嘱新作「循環する海洋」を紹介したものがあった。
ワレリー・ゲリギエフ指揮、ウィーンフィルによる初演である。
海をモチーフとした3つ目の作品とのこと。
今回は、海の水が、雲になり、雨になった海へ還ってくる
という循環を音楽で表そうとしました。海には、普遍的な
物があると思うんですね。それが、僕が海をテーマにして
いる意味でもあります。
プロフィールを見ていると、
1998年、ミュンヘン・ビエンナーレの委嘱で
初めてのオペラ『リアの物語』が初演されているという。
著作などではオペラを試みているという話がでていたが
実際に試みていたのだと少し感動。
武満徹が晩年興味を持ち始めていたオペラ。
とはいうのもの、ぼくにはいまだオペラはいまひとつジャンルとして疎遠。 |