風のDiary
22011.2.3.Thu.
宮崎あおいのCMから

昨日、広告賞の審査会に出席しているとき。
宮崎あおいの出演しているCMの一連のシリーズ、
アース・ミュージック&エコロジーをまとめて観る機会があって、
そこで歌われている曲がとても気に入った。
以下のサイトで視聴することもできる。
http://www.earth1999.jp/#/top

CMの楽曲としては、とくに詞なども
素晴らしく、思いのほか感動してしまったので、
調べてみるとTHE BLUE HEARTSの
『1001のバイオリン』と『情熱の薔薇』がもとになっている。
さっそくそちらも聴いてみたりもした。
そういえばと、どこかで聴いたこともあったのかもしれない。

歌詞をそのまま紹介することはできないけれど、
いままで見聞きしてきたことが
ぜんぶ「デタラメ」だったとしたら「おもしろい」というような、
そんなさりげなく簡単なことばで
ずいぶんいろんな深いことが表現できるものだ。

わたしたちは、過去からくるさまざまなことに
がんじがらめにされてしまって身動きがとれなくなってしまっている。
それらを投げ捨ててしまうことよりも
(たんに投げ捨てるだけだと、かえって逆のほうにしばられてしまうから)
それらをある種の「お話」だとして
もっと楽しむようにするというのも自由へのひとつの道なのかもしれない。

今年にはいってあらためて考え直してみようとしていたことに
人間関係だとか仕事だとかに縛られているという観念から
自由になってみようというのがあったのだけれど、
そうしたことにもつながることなのかもしれない。
とはいえ、そういう姿勢のおかげもあるのか、
今は異常なまでの忙しさにもなっているのだけれど、
そうしたすべてが「デタラメ」かもしれないという楽しみももちながら、
その「お話」をどのようにしたらもっと楽しめるかを考えるようにすれば
どんなことも決して「過去」の亡霊にはならないのではないか。
そんなことを最近はいろいろ考えている。

そんななか、宮崎あおいのCMに
おもわずほろりときてしまった。
こんなCMつくった人、ちょっと尊敬である。
ぼくもちょっと発想を変えてみることにしよう・・・。