2013.9.20

☆ヒメアカタテハ

9月8日の散策覚え書き。総社市の小さな湿地。重陽前日、午後になると日射しも秋めいて、山萩は小さな花をたくさんつけ、女郎花(オミナエシ)の黄色が草陰にちらほら、桔梗はもう萎んでいたけれど、背の高いサワギキョウの深い紫、葛は繁茂してアーチ状になり、登り藤型の紅紫の花房から、深みのある甘美な芳香が漂い、藤袴(フジバカマ)によく似たサワヒヨドリの花には、いろいろな蝶や蜻蛉が戯れてました。先日見たアカタテハにまた会えた、と思ったら、アカタテハより少し小さなヒメアカタテハ。オレンジ色は、アカタテハよりも少し薄いけれど、後ろ翅表面の付け根もオレンジ色で斑紋が多いので、華やかに見えます。9/8撮影:KAZE (4枚目のみyucca )5枚目はアカタテハ(昨年8/5大佐山にて)

 ヒメアカタテハ(姫赤立羽) Cynthia cardui (Vanessa cardui) 
  英:Painted Lady  独:Distelfalter(アザミ蝶)
  全世界的に分布し、大群をなして海を渡るので有名。秋に多い蝶。
学名のcardui もアザミ(carduus)から。