2013.8.19のmemo

☆夏の虫たち

真夏の蒜山高原。いつも野鳥をさがして歩く径も、日射しは容赦なく(暑 ~~;;)、鳥たちもほとんど姿を見せず・・背丈以上に伸びた夏草の上に、葛(クズ)や、カナムグラ、野葡萄、その他さまざまな蔓植物が幾重にも生い茂り、まさに草迷宮の様相。草迷宮といえば、この数年、やむなく放置に近い状態になっていた尾道の実家の庭、この春くらいから、介護帰省のたびに、時間を見つけては少しずつ草刈り、草抜きなどするようになって、この夏は混沌のジャングル状態からほんの少し「庭」に近づいたような。月が特定の位置にあるときに、種子を燃やして灰にして蒔く、とかすればいいのかもしれないけれど(暑いし)、もう少し気軽にできるやりかたとして、『雑草と楽しむ庭づくり』『虫といっしょに庭づくり』(曳地トシ+曳地義治 築地書館)に紹介されている、雑草をすべて根こそぎ抜くのではない、雑草を楽しみつつ(また緑肥やグリーンカバーとして役立てつつ)野放図に増やさない方法というのに共感、大きめの目立つものから抜く、定期的に短めに5㎝くらいに刈り揃える、(時間がないときは草を増やしたくない場所を踏みしめるだけでも)、というのを一定期間繰り返す、これをできる範囲で実行してみたところ、この夏はずいぶんとましになった気がします。作業は際限なく、夏場は暑さではかどらず(つい先日も絡まり合った蔓植物とくんずほぐれつ…)、ですが、いろいろな雑草の個性や、季節ごとの変化もいっそう身近になった感じ。ともあれ、高原の草迷宮は、虫たちの楽園めいて、なかなか写真には撮れないものの、蝶や蛾、トンボやバッタなど、いろいろな生き物がきらきらと飛びかい、かさこそと動いたり、じっと潜んでいたり。

○ウラギンシジミ♀。写せなかったけど、翅の裏側は白銀の和紙のようで、♂は茶色の地に夕焼けのようなオレンジ色。

○ミヤマアカネ。羽の先端より少し胴体寄りに模様がある。しばらくすると尾を上げて静止。

○アブラゼミ

○ナツアカネ。アキアカネと違って、頭と胸部も赤い。

○アブ?
(写真6枚)