2013.5.19のmemo
初夏の昼下がり、自然保護センター散策。ヤマフジの花はもう終わり、日射しに映える朱赤のヤマツツジ。ホトトギスとウグイスの声をメインに、蛙や春ゼミの声も混じり、にぎやか。少し奥まった林ではミソサザイとキビタキのさえずり、葉が茂り始めて鳥の姿を見つけるのは難しくなったけれど、声を頼りに、口笛でさえずりの節回しをちょっとまねたりしながら(へたくそ、と思われてるだろうけど^^;;)、ねばった末、今年はじめてキビタキ♂の姿を見ることができました。後頭部などに褐色部分がまだらに残る、まだ若鳥らしい個体。薄暗く、枝の奥で、残念ながら画像はぼけ^^; オレンジがかった黄色部分は鮮やかで、やはり何度見ても見飽きない。学名Ficedula narcissina、英名Narcissus Flycatcher。水仙と化した美青年ナルキッソス伝説は、黄水仙を思わせるキビタキに似つかわしい。木陰の白いヤブデマリが浮き出るようにうつくしく、その近くで見たキンモンガ(金紋蛾)、黒地に黄色い模様が浮き出て、キビタキ♂の羽色とどこか照応しているようにも思えたり。ヤブデマリの花にいたのはヒメウラナミジャノメ?黄色い縁取りの蛇の目紋の中心に深い青色部分があって、なかなか奥深い。(キビタキ撮影:KAZE)
(写真7枚)