2013.5.3のmemo

☆オオソリハシシギLimosa lapponicaとソリハシシギXenus cinereus

この時期日本で見られるシギ・チドリ類は、大部分がシベリアやアラスカなどで繁殖、東南アジアやオセアニア地域など(日本でも)で越冬するもので、繁殖地と越冬地との往来、という長距離の渡りの途中、春と秋に日本に立ち寄っているわけですが(春と秋でコースが異なるものも)、シギたちとの出会いは、と地球の風・空気エレメントの大きな循環のなかにいることを思い出させてくれるようです。

セイタカシギを見た(4/13)のと同じ場所で、3月に見たオオソリハシシギ。こちらも三年ぶり。最初に見たのは河口の干潟、チュウシャクシギやハマシギなどと一緒だったけれど、かなり遠く、こういう蓮田で観察できると嬉し。水中に長い嘴を入れては採餌(泥のなかのゴカイなど)。静かに佇むと雰囲気じゅうぶん。わずかに上に反った長い嘴は先が黒く、基部は淡い紅色。夏羽だと、顔から胴体にかけてオレンジ色がかった赤褐色になって印象深い。
同じ場所で去年(4/28)はじめて見たソリハシシギ、画像では大きさの区別がつかないけど、オオソリハシシギは体長約41㎝、ソリハシシギは23㎝、小さなソリハシシギは嘴の反りが目立って動きも愛らしい。撮影:KAZE