2012.12.16のmemo

ウソに会えました。ほんとに(笑)。この紅色が見たかった。アトリなどの、オレンジがかった渋い赤もいいけれど、こういう紅色はまた格別。オス♂一羽とメス♀三羽のグループ。メスの羽色はモノトーン。このオスは胸のあたりにも赤みがあるの

で、もしかすると亜種のアカウソかも。桜や梅の花芽を好むということですが、実際最初に見つけたときも、桜(ヤマザクラ?)の高い枝で、花芽をむしゃむしゃ。それからヒサカキの木に移動して、またむしゃむしゃ、黒い実が嘴からはみ出るほど。

ウソのオスを照鷽(てりうそ)、メスを雨鷽(あめうそ)と呼ぶ(広辞苑など)とは今まで知りませんでした。

西行法師の『山家集』に
 桃園の花に紛へる照鷽の群れ立つ折りは散るここちする
という歌があるそうですが(三省堂『世界鳥名事典』)
花の色と羽の色が混然となって漂い出すようなイメージも浮かびます。
(撮影:KAZE)