note8:
点と平面の対極性は直線によって媒介される・
エーテル空間における直線と平面との関係

<ジョージ・アダムス 『エーテル空間』からの引用>

 点と平面の対極性は直線によって媒介されます。直線は一方ではエーテル空間とかか
わり、他方では物質空間とかかわります(P.25)
 直線それ自体は二通りの仕方で分節することができます。まずは直線に“沿う”無数の
点に。これは物質空間的な相での分節です。しかし直線は、その周りを回転するすべて
の平面から有機的に構成されるものとして、エーテル的に分節することもできます。
ひとつの直線は、その直線を通るすべての平面の共通軸と考えることができます。しか
し私たちはこのことを、いつものように外延的に体験するのではなく、外延的なものを
内包的なもののなかへ転じ入れて体験できるようにしなければなりません。物質空間に
おいては点を直線の部分として感じているように、私たちはこれらの平面を、直線を構
成する要素として、つまり直線の部分として感じ取れなければなりません。
(P.25-26)

<note08>

◎対極性を持つ「点」と「平面」は、「直線」によって媒介される。
◎その「直線」は、「二通りの仕方で分節」できる。
◎まず、物質空間においては、その直線を構成する無数の点に分節できる。
◎また、エーテル空間においては、
「その周りを回転するすべての平面から有機的に構成されるもの」として分節できる。
つまり、「その直線を通るすべての平面の共通軸」と考えることができる。
◎エーテル空間においては、「内包的なものを外延的に、外延的なものを内包的に」ということから、
点と平面との関係と同様、平面を「直線の部分」、「直線を構成する要素」として
体験しなければならないということである。