風のメモワール94

ムカゴご飯と渋柿


2008.11.4

連休にyuccaの実家に柿の収穫にでかけた。
ちょっと過酷な労働である。
とはいえ、美味しい柿をそのままにしておくのはもったいない。

今回はちょっとうれしい副産物もあった。
ムカゴである。
柿をひたすら収穫していたとき、
yuccaの、あ、ムカゴだ!の声。

ムカゴは山芋の葉の付け根にできる小さなイモ。
柿の木に絡まっている蔓が揺れると、
そこから小さなイモがバラバラと落ちてくる。

まさか庭でムカゴが収穫できるとは思ってもみなかったので、
なんとか手の届く範囲の蔓を揺らしてそこそこの収穫。
調べてみると、1本の蔓全体で大小100個ほどのイモができるそうだ。

早速、ムカゴご飯に。
ムカゴに、お塩ちょっととだし昆布、そしてお酒を少々。
お水は普通の量で・・・と美味しいムカゴご飯のできあがり!

ところで、庭には渋柿もあって、
yuccaとその妹が大奮闘して収穫。
離れの軒先に吊してあとはできあがるのを待つばかり。
お正月には美味しい干し柿を楽しみに。

ついでにまだ少し青い蜜柑も少しだけ収穫。
身体中がぶしぶし、ぎしぎしと痛いし、
虫にもずいぶん刺されたけれど、
柿に蜜柑、秋・冬の味覚は、やはり格別。

そういえば、ちょうど仕事で
クリスマスイルミネーションのスタートやその関連の仕事を
連休前にすませたばかり。
クリスマス商戦もはじまっている。
11月にジングルベルもないものだし、
10月に年賀状がどうのこうのもどうかと思うが、
まあ、この不景気、どの業界も生き残りに必死の模様で、
人ごとではないなあ・・・と思いながらも、
やはり、季節の感受というのは、なくしたくないもの。