風のメモワール68

ジョットとその遺産展


2008.7.24

先日の連休を利用して、
松江の島根県立美術館で開催されている
『ジョットとその遺産展/
 ジョットからルネサンス初めまでのフィレンツェ絵画』に出かける。
(開催期間は、7月18日から9月1日までの夏休み期間)

実のところは、島根方面に久しぶりに出かけたいということで
ほとんど目的もなくドライブにでかけたところ
その『ジョットとその遺産展』のことを知り、
目的をそれにしてしまったということなのだけれど・・・。

島根県立美術館には、これまで
ルドンやモローなどの企画展に出かけていたのだが
このところチェックを怠ってしまっていた。

ジョットは、yuccaの訳している
シュタイナーの『美術史』のなかにもでてきていたが、
こんな機会を逃すわけにはいかない。
しかも、連日の猛暑のなか、
涼しい美術館で過ごす時間も悪くない。
それに、気分はフィレンツェ。

この日、常設展に、
池大雅などの文人画も展示されていた。
ジョットをはじめとするフィレンツェ絵画を見たあとだけに、
その違いをあらためて実感させられる。
自然観というか世界観というか、
人間がそこに位置する場所の違い。
やはり、実際の作品を前にして受けるものは大きかったように思う。

さて、この夏、暑さも続きそうなので、
こうした美術展などのチェックでもしてみようかと思っている。
そういえば、8月1日から、広島県立美術館では
「ル・コルビュジエ展」が開かれる。
先日出張で広島に出かけたときに空いた時間があったので
仕事場が近いのもあり、寄ってみたときにその企画を知る。
その時に開催されていたのは常設展のみではあったものの
バウハウス関連の展示や、志村ふくみさんの染色などの展示もあって
ちょっとばかり得した気分になった。