風のメモワール30

師走の一日


2007.12.3

人がたくさん集まるところは苦手なので
できるだけ避けることが多いのだけれど
仕事柄、イベントの仕事をすることもよくあって
そんなときは人格をある種切り替えて
多血質のタイマーをオンにして消費させながら対応する。

師走にはいったばかりの昨日も
その多血質のタイマーをオンにする仕事で
前日の設営やら当日の運営やら、ばたばたやっていたのだが
昨日は、舞台裏ながら、少しのあいだ多血質をオフにできるような
ちょっと気持ちのよいコンサートになった。

元ル・クプルの藤田恵美のミニ・コンサートと
宗次郎のオカリナコンサートの二本建て。
行政関係の人権イベントである。

予算のないのもあって
藤田恵美さんは、ギター1本のみによる語り。
それと宗次郎のほうは、
オカリナのほかには、ヴァイオリン、コントラバス、
そしてハープという生音だけのもの。

ステージ上手で椅子に腰掛けていたので
コントラバスの音がよくきこえていて
コンサートのあいだ、めずらしくぼんやり
あたまのなかを空にしてぼんやりしていたのがとても気持ちよかった。
このコントラバス奏者は斎藤順さんという方だけれど
その音に酔っているうち、ちょっとしたファンになってしまった。
調べてみると、紹介しているネットのページがあった
http://www.whi.m-net.ne.jp/~carnival/p1.saito.html
(でも、会場があまりにも手狭で古いのもあって
控室がちゃんとしてなくて申し訳なかった感じもするけれど・・・)

それから、藤田恵美さんの自然体にもちょっと感動。
出番が終わった後、その後の宗次郎のコンサートを
きかせてもらってもいいですか?とのことだったので
客席のあいたところにご案内したのだけれど
とても気さくな感じのさわやかな方だった。
ブッキングしてくれた演出の女性は
「ハンサムでしょ!」と形容していたけれど、
ちょっといい感じの方だった。
マネージャーの方もとてもいい方。
(ちょっと前に、性格に問題のあるタレントに
ふりまわされただけに、なおのこと感動)

藤田恵美さんのサイトがあるけれど
http://www.solcielo.co.jp/emi/home_info.html
そこにあるブログに
そのコンサートのことが書かれてあったが、
その後、岡山(名物?)のデミグラス丼を食べて帰られたようである。
しかも中華そばもいっしょに。
みかけによらずたくさん食べるひとなのだ・・・。
http://omusubi.tea-nifty.com/blog/

そのブログのページには、岡山城の写真が貼ってある。
そう、後楽園のそばの川沿いに会場があって
紅葉がとりわけ美しかったのだった。