昨日は、鳥取県に、因幡の白兎の伝承を訪ねるドライブに出かけた。 
        鳥取県には白兎海岸と白兎神社があって、 
          最近その海岸には道の駅などもできて賑わっていて、 
          何度か出かけたこともあったりするが、 
          その因幡の白兎の伝説については、 
          『古事記』にでてくるような 
          騙したワニ(鮫のことだといいますが)に赤裸にされてしまった白兎が 
          大国主命(大己貴命)に助けられるという話しか知らなかった。 
        実はその白兎については、さらに伝承があって 
          それについての本がちょうどでているのを読んで、 
          それならばと出かけたのが今回のドライブ。 
        ■大江幸久『八上 神秘の白兎と天照大神伝承』 
           (発行/ブイツーソリューション 発売/星雲社 平成19年8月10日発行) 
           *ブログに情報あり 
            http://blogs.dion.ne.jp/yakamihakuto/ 
        『古事記』(をちゃんと読んでいないので知らなかったけれど) 
          その白兎は、助けてもらった後、 
          大国主命に 、八上姫と結ばれることを予言するという。 
          しかし、その八上姫のいた八上の里がどこなのかは 
          まったく書かれていないので、よくわからないが、 
          ただのお話か、というとそうではない。 
          いろいろ背景がありそうだ、というのがこの本の話。 
          因幡の中央、八上の霊石山麓の城光寺と慈住寺の縁起には、「霊石山に 
            天照大神が行幸され、そのとき白兎が大神の御装束を銜えて西方の伊勢 
            が平(いせがなる)まで道案内をされた」と記されています。それを裏 
            づけるように、現八頭町には3つの白兎神社があり、「伊勢が平」とい 
            う地名が今も残り、「皇后石」や「御冠石」と名づけられたイワクラ等 
            があるのです。 
        ということで、今回出かけたのは、 
          現八頭町にある3つの白兎神社と 
          八上姫を祭る式内社「売沼神社(めぬまじんじゃ)」。 
          「延喜式神名帳」(927年)に、八上郡「売沼(ひめの)神社」と記されているのが、 
          現在の「売沼(めぬま)神社」で、 
          祭神は「稲羽八上比売命(いなばやかみひめのみこと)」。 
        余談だが、その神社詣での最後に売沼神社で 
          「稲葉がヒット、ホームランを打ちますように」と 
          冗談交じりに、因幡=稲葉ということから日本ハムが勝ちますように!と 
          その日の試合の勝利を祈願してみたのだけれど、 
          少し後に、試合中の模様を携帯電話で見てみると 
          稲葉が先制のタイムリーヒットで得点が入ったところだった(笑)。 
          同行の日本ハムファンyuccaも大笑い。 
          (その試合は、その後逆転されたあと、9回の裏にまた逆転して勝利!) 
      お後がよろしいようで。  |