指揮者
《ジュゼッペ・シノーポリ(Giuseppe Sinopoli)》

2015.6.17

1946年11月2日 - 2001年4月20日。イタリアのヴェネツィア生まれのユダヤ系イタリア人の指揮者・作曲家。
1975年、現代音楽の演奏を目的として師の名を冠したブルーノ・マデルナ・アンサンブルを設立、指揮者としてデビュー。衒学的で音楽解釈に精神医学的観点の援用を示唆する言動や彼の異色の音楽解釈は、熱烈な崇拝と批判を同時に呼び起こした。
マーラー、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、プッチーニら、独伊の後期ロマン派の管弦楽曲及びオペラでの解釈が、特に知られていた。ドイツ・グラモフォン、フィリップス、テルデックなど、クラシックの一流レーベルから数多くのCDを発売していた、スター指揮者であった。ドイツ語をほぼ母国語同様に操り、「ルー・ザロメ」などのドイツ語オペラを残したほか、来日時のNHKインタビューにもドイツ語で応じた。

◎ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー・前奏曲」
Staatskapelle Dresden
Giuseppe Sinopoli, Conductor
24th January 1998
Live at Suntory Hall, Tokyo
https://www.youtube.com/watch?v=vrd0qTjp2rY