指揮者
《ジョン・バルビローリ(Sir John Barbirolli)》

2015.5.14

899年12月2日、ロンドン生まれ( - 1970年7月29日)のイギリスの指揮者。
1916年、ヘンリー・ウッド率いるクイーンズ・ホール管弦楽団に入団、最年少のチェリストとして音楽活動を始める。1921年にはエルガーの『チェロ協奏曲』を演奏し、弦楽四重奏などの活動も行った。1925年、室内管弦楽団を組織して指揮者に転向、1936年ニューヨーク・フィルハーモニックの首席指揮者(1936年 - 1943年)に30代の若さで抜擢される。1943年イギリスのハレ管弦楽団の音楽監督(1943年 - 1958年)となり低迷していたオーケストラを鍛え上げて名声を博する。また、ヒューストン交響楽団の常任指揮者(1961年-1967年)を歴任した。エドワード・エルガー、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、フレデリック・ディーリアスなどのイギリス音楽、ヨハネス・ブラームス、グスタフ・マーラー、ジャン・シベリウスなどの後期ロマン派を得意とした。
客演したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の団員を感動させ、マーラーの交響曲第9番の録音を実現させたというエピソードは有名。

◎シベリウス「交響曲第2番in D major, Op. 43/Finale (Coda)」
Hallé Orchestra
Sir John Barbirolli, C.H.
Kingsway Hall, London, 25 & 26 July 1966
https://www.youtube.com/watch?v=L2nDpSfICww