ヴァイオリン奏者
《ミハイル・サウロヴィチ・"ミッシャ"・エルマン
(Mikhail Saulovich 'Mischa' Elman)》

2015.4.11

1891年1月20日、キエフ地方の寒村タリノエ生まれ(- 1967年4月5日:ニューヨーク)のヴァイオリニスト。情熱的な演奏スタイルと美音で有名であった。
1904年にベルリンでデビューしセンセーションを巻き起こし、1905年のロンドン・デビューでは、グラズノフのヴァイオリン協奏曲の英国初演で飾る。1908年のカーネギー・ホールにおけるアメリカ・デビューにおいても、聴衆を圧倒。1911年からは単身アメリカ合衆国に移住。ロシア革命後、1923年にアメリカ合衆国の市民権を得る。1921年に初来日。1936年から1937年にかけて、カーネギーホールで主要なヴァイオリン協奏曲15曲をすべて演奏するコンサートを開き、絶賛を浴びる。第二次世界大戦後は同門のヤッシャ・ハイフェッツが「ヴァイオリンの帝王」として君臨する中、エルマンは地味に、しかし精力的に活動を続け、レナード・バーンスタインなど戦後世代の音楽家とも積極的に共演している。70歳を超えても引退せず、生涯現役を貫く。

◎ドヴォルザークの「ユーモレスク」 (Vitaphone 1926)
https://www.youtube.com/watch?v=r3mOBUr1RYE