ヴァイオリン奏者
《ギドン・マルクソヴィチ・クレーメル(Gidon Markusovich Kremer)》

2015.3.22

1947年2月27日、ラトビア(生誕時はソヴィエト連邦ラトビア・ソビエト社会主義共和国)のリガ出身の、ドイツのヴァイオリニスト、指揮者。
父母ともに交響楽団のヴァイオリニストで、ドイツ系ユダヤ人の出自。父親はホロコーストの生き残りで、リガの地下室に2年間隠れて生き延びる。祖父ゲオルク・ブリュックナーはリガ歌劇場のコンサートマスター。
16歳で早くも国内の音楽コンクールで優勝。モスクワ音楽院へ進学し、ダヴィッド・オイストラフに8年間師事。この間、1967年、22歳の時にブリュッセルで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位に入賞、1969年のパガニーニ国際コンクールでは優勝、翌1970年のモスクワで開かれたチャイコフスキー国際コンクールでも優勝。
ドイツに亡命した翌年の1981年には、ロッケンハウス音楽祭を自ら創設。毎夏オーストリアで室内楽の音楽フェスティバルを開催。積極的に無名に近い演奏家やアンサンブルを出演させながら、交流も深める活動を続けた。 1997年には、バルト三国の若い演奏家20数名を集め、クレメラータ・バルティカを結成。ヨーロッパ及びアメリカでツアー。2001年のユネスコ国際音楽賞を受賞、2002年のグラミー賞の最優秀Small Ensemble Performance賞受賞など、旺盛な活動に高い評価が下されている。

◎フランクの「Sonata for Violin & Piano」
 Nov.4,2012 Suntory Hall

https://www.youtube.com/watch?v=Vh1fbPnKSgY