ヴァイオリン奏者
《巌本真理(いわもと・まり)》

2015.3.11

1926年1月19日、東京西巣鴨生まれ( - 1979年5月11日)のヴァイオリニスト。教育者巌本善治と若松賤子の長男である巌本荘民(まさひと)と、米国人マーグリトの間に生まれ、出生時の戸籍名は巖本メリー・エステル、後に巖本真理と改名。
1937年、日本音楽コンクールで一位となり、天才少女と呼ばれる。1946年、20歳で東京音楽学校教授となるが、1950年、辞職して渡米。帰国後、演奏活動を再開、1959年、芸術選奨文部大臣賞、芸術祭奨励賞受賞。1964年、民放祭最優秀賞受賞、1965年、ブラームスの室内楽曲の全曲連続演奏を行い、毎日芸術賞受賞、1966年、「巌本真理弦楽四重奏団」を結成、1970年、レコード・アカデミー賞受賞。1971年、再度芸術選奨受賞。1974年、モービル音楽賞受賞。

◎サラサーテの「アンダルシアのロマンス(Romanza Andaluza)」
巌本真理(ヴァイオリン)、田中園子(ピアノ)
録音:1944年前後
戦時中、日本のクラシック演奏家を外国に紹介するために録音されたレコード。

https://www.youtube.com/watch?v=wSL66YWmgJg