ヴァイオリン奏者
《ウジェーヌ=オーギュスト・イザイ(Eugène-Auguste Ysaÿe)》 

2015.2.17

1858年7月16日、ベルギーのリエージュ生まれ(- 1931年5月12日 ブリュッセル)のヴァイオリニスト、作曲家、指揮者。
リエージュ音楽院でヴュータンやヴィエニャフスキに師事。卒業後、ベルリン・フィルの前身であるオーケストラのコンサートマスターに就任。同時にソリストとしても活動し、この時期にヨーゼフ・ヨアヒム、クララ・シューマン、フランツ・リスト、後にともに演奏旅行を行うアントン・ルビンシテインなどと親交を結んでいる。
イザイのために作品を書いた作曲家にはセザール・フランク、カミーユ・サン=サーンス、エルネスト・ショーソンなどがいる。1886年にはイザイ弦楽四重奏団(英語版)を設立。後にクロード・ドビュッシーの『弦楽四重奏曲』を初演している。指揮者としても活動し、1918年にシンシナティ交響楽団の音楽監督に就任。
演奏家としてのイザイについて、パブロ・カザルスは「イザイほど正確な演奏ができるヴァイオリニストを聴いたことがない」と言っている。また、作曲家としてはヴァイオリンのための作品を中心に残し、『無伴奏ヴァイオリンソナタ』がよく演奏されている。

◎イザイの弾くシューベルトの「アヴェ・マリア」
*1914年の録音/ピアノ:Camille DeCreus
https://www.youtube.com/watch?v=mO9zzok_uEA