ヴァイオリン奏者
《ヨーゼフ・シゲティ(Joseph Szigeti)》

 2015.2.10

1892年9月5日、ハンガリーのブダペスト出身のヴァイオリン奏者(-1973年2月19日)。
父親はカフェのオーケストラの首席奏者であり、音楽家の家系。1906年にロンドンのベヒシュタイン・ホール(現在のウィグモア・ホール)でイギリス・デビューを飾り、1908年にハミルトン・ハーティのヴァイオリン協奏曲を初演。1907年にはフェルッチョ・ブゾーニの知己を得て、度々共演するようになったが、1913年に結核を患って一時演奏活動を停止する。1917年にアンリ・マルトーのジュネーヴ音楽院の後任教授として活動を再開。1923年にはウジェーヌ・イザイから無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番を献呈されている。1924年にはプラハの「新しい音楽のための国際会議」音楽祭でフリッツ・ライナーとセルゲイ・プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏。1940年にアメリカに移住し、1951年に市民権を取得。1960年からスイスに居を移し、フランコ・グッリ、海野義雄、潮田益子、前橋汀子らを教える。

◎ヨーゼフ・シゲティとベラ・バルトークによる
 ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」
(Sonata in A major for Violin & Piano No. 9 / I. Adagio sostenuto - Presto)1/3
https://www.youtube.com/watch?v=AZG2iKESTLk