ヴァイオリン奏者
《フリッツ・クライスラー(Fritz Kreisler)》

2015.2.9

1875年2月2日、ウィーン生まれのヴァイオリニスト、作曲家( - 1962年1月29日)。
「20世紀最高のバイオリニスト」とも称される。バイオリンのために多くの人気曲を残した作曲家でもある。3歳の頃からバイオリンを習い始め、10歳でウィーン音楽院、12歳でパリ音楽院を卒業。13歳の時にアメリカ演奏旅行を行って成功を収めるが、帰国後は音楽から一時的に離れ、一般の高校、大学で学ぶ。20歳の時にオーストリア帝国陸軍に入隊。しかし家庭の事情などからバイオリニストとして収入を得る道を選び、音楽の世界に復帰。1899年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演で成功を収め、以後、バイオリニストとして活躍の場を広げる。1938年、オーストリアがナチ政権のドイツに併合されたのを機にパリへ移住。翌39年にはニューヨークへ移り、43年、アメリカ国籍を取得。作曲家としては、「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」など、バイオリンの小品を多数残した。

◎「愛の悲しみ(Liebesleid)」
 1930年2月14日(Berlin, Beethovensaal(piano) )と1942年1月15日(Philadelphia in the Academy of Music (orchestra))の演奏。

https://www.youtube.com/watch?v=jniNETA36Us