ヴァイオリン奏者
《アルテュール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)》

2015.2.3

1921年3月21日、ベルギーのVillers-Perwin(ワロン地域のエノー州)に生まれ(- 1986年10月16日)。ベルギーのヴァイオリニストで、ピアニストとしても活動した。
労働者階級の出身だが、祖父の奨めにより4歳でヴァイオリンを学び、11歳になるまでに、シャルルロワ音楽学校のヴァイオリン科とピアノ科の両方で首席。後にブリュッセル王立音楽院に進み、1949年にはグリュミオー自身もそのヴァイオリン科で教鞭を執る。パリで、ジョルジュ・エネスコに入門もしている。第二次世界大戦中は、ナチス・ドイツ占領下のベルギーで室内楽の演奏旅行を行なった。
戦後になり、ソリストとしての名声もあがり、ピアニストのクララ・ハスキルをパートナーに迎えて演奏活動を行なう。音楽界への貢献から、1973年に国王ボードゥアン1世により男爵に叙爵されている。その後も持病の糖尿病に苦しめられながらヴァイオリンの指導を続けたが、1986年に心臓発作によりブリュッセルにて他界。

◎Vitali,の「Chaconne」
*Amsterdam, july 1956 (mono recording)

Tommaso Vitali, Chaconne in g minor.
Arthur Grumiaux, violin.
Riccardo Castagnone, piano

https://www.youtube.com/watch?v=oXWSlv1Gzn4