ヴァイオリン奏者
《ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng)》

2015.2.1

1918年ポーランドのジェラゾヴァ・ヴォラ生まれ(- 1988年3月3日)。ユダヤ系ポーランド人で、メキシコに帰化したヴァイオリニスト・作曲家。10歳でベルリンに移り、1933年デビュー。第2次大戦中、ポーランド難民移住計画交渉の外交官としてメキシコに渡り、当地で教育活動も行ったが、1950年代半ばから国際舞台での演奏活動を再開。格調高い音楽で支持を集め、バッハの無伴奏曲の演奏は規範となった。室内楽では、アルトゥール・ルービンシュタインのお気に入りのパートナーとしても知られている。古典的なレパートリーのほかに、ヴィエニャフスキやシマノフスキのようなお国もの、マヌエル・ポンセの協奏曲(シェリングへの献呈作品)など、近現代作品にも意欲的にとり組んだ。

◎J.S.Bachの「Chaconne」('live')

https://www.youtube.com/watch?v=c5YMKK-Typo