リュート奏者
《ミシェル・カルダン》

2013.12.9

今日の音楽は、カナダのバロックリュート奏者、ミシェル・カルダン(Michel Cardin)。

1978年、モントリオール音楽院で、ギター演奏とソルフェージュ、和声法、対位法において首席を取得。
ギターではアレクサンドル・ラゴヤ、アリリオ・ディアス、アルベルト・ポンセ、オスカー・ギリアら、
リュートでは佐藤豊彦、パトリック・オブライエン、ナイジェル・ノース、ロバート・バルト、ヤコブ・リンドベリィに師事。
現在カナダ、ニューブランズウィック州のモンクトン音楽大学常勤教授。
カナダSNEレーベルからS. L. ヴァイスのロンドン版のCD12枚に及ぶ全集を刊行中(現在第9集までリリース)。
第5集がケベックミュージックカウンシルのオーパス賞ソロ及び小アンサンブル部門で最優秀を獲得したのをはじめ、
各方面から高い評価を得ている。
カナダ、アメリカ、ヨーロッパを広く演奏旅行しており、来日もしている。
リュートとギター両面で現代音楽の演奏も手掛け、1991年にはスコティアフェスティバルにおいて、
作曲者ピエール・ブーレーズの指揮で「ル・マルトー・サン・メートル」のギターパートを担当した。
作曲家としても、ラジオ、テレビなどへの音楽を手掛けている。

それでは、Silvius Leopold Weissの「Suite no. 7 "Courante" 」。
http://www.youtube.com/watch?v=V6dfOzUXeRo

サイトがあります。
http://www.michelcardin.com/homecardin.html

続いて、リコーダーとのデュオの演奏映像、William McGibbon (1696-1756)の「Willie Was A Wanton Wag」。
演奏は、Tim Blackmore(voice flute)、Michel Cardin(theorbo/théorbe)。
「voice flute」というのは、一般的なアルト・リコーダーよりも、
3つ分、音が低いD(”レ”の音)管のバロックタイプのリコーダー。
“声の Voiceフルート Flute”という名前をもっているだけあって、やわらかな深みのある音色がでます。
http://www.youtube.com/watch?v=W8RQXVaMxwI