リュート・ウード奏者・作曲家
《Naochika》

2013.11.12

今日の音楽は、愛知県出身、ドイツ在住の音楽家で、リュートとウードを演奏している《Naochika》。

ウードというのは、リュートに近い楽器だけれどフレットをもたない。
アラビア、イラクなどの中東から北アフリカのモロッコにかけてのアラブ圏で使われる撥弦楽器。

それでは、Naochika作曲のModern Lute Musik"Illimitable"(Baroque Lute)。
http://www.youtube.com/watch?v=9ue7K2jPSUc

サイト及びフェイスブックがあります。
http://naochika.com/index-jp.html
https://www.facebook.com/pages/Naochika/572303442790229

続いて、Oud, Lute & Electric Guitarによる演奏
( "Les Deux Reines" new album 2012 より)
http://www.youtube.com/watch?v=AB4XwSXZK6A

そして、 Lute & Oud Soundscape「Sensuality of the Music - Endless Azure 」(Naochika 2013)。
http://www.youtube.com/watch?v=53hJ8Coegys

*以下、《Naochika》のサイトから。

「…その魅惑的な技術と響で、彼は私達を優美な哀愁へと導いていった。…聴覚以外のすべての感覚は奪われ、…あたかも私たちの魂がすべての感覚を捨てて、その魅力的な響を聴くために耳に留まってしまったように…それは崇高な陶酔に浮遊させられたかのようであった。」

16世紀のフランスの詩人、ポンチュス・ド・チヤールは当時のリュート奏者、フランチェスコ・ダ・ミラノの演奏について上記のような記述を残しています。全くありえない話のように聞こえるかもしれませんが、ほとんどの演奏の後で、多くのよく似通った感想をいただきます。「まったく別な世界にいるように感じました。」、 「たった今、私はバビロンの空中庭園にいました!」あるいは、「今本当にサハラ砂漠を見たんですよ。」など。

私は愛知県出身、ドイツ在住の音楽家で、リュートとウードという、日本ではあまり馴染みのない楽器を演奏しています。
リュートはヨーロッパの伝統的な弦楽器で、ルネサンス時代には「楽器の女王」として愛されていました。ウードはアラビアの伝統的な弦楽器で、今日でもアラブ諸国では「楽器の王」として盛んに演奏されています。

どちらの楽器も実に多様な響を出すことが出来、演奏家に感性豊かな、あらゆる情感や雰囲気の表現を可能にします ? そして聴く人を別の世界へといざないます。