リュート・ギター奏者
《ジュリアン・ブリーム》

2013.10.11

今日の音楽は、イギリス出身のリュート・ギター奏者、
ジュリアン・ブリーム (Julian Bream/1933年7月15日 - ) 。

ギタリストと言えばスペインという時代に活動を開始した世代にあたる存在。
ギタリスティックな表現を払拭し、普遍的な音楽性をギター演奏に持ち込み、
スペインのギター音楽を斬新な切り口で解釈・演奏した演奏家であり、
ルネサンス以前の音楽の演奏におけるパイオニア的存在として、ビウェラやリュートも演奏した。
ジョン・ウィリアムズとのデュオは、プレスティ&ラゴヤやアサド兄弟と並ぶ
20世紀の代表的ギター・デュオとして有名である。
1990年代後半からは、交通事故の後遺症と高齢のため、2000年頃までに引退している。

それでは、1987の演奏、John Dowlandの「A Fancy」(1897)。
http://www.youtube.com/watch?v=fiiLfzJcn6c

続いて、ちょっと興味深いジョン・ウィリアムズとのギター・デュオから。
ドビュッシーの「月の光」。
http://www.youtube.com/watch?v=T1i_2HYmJkA

おまけで、ジュリアン・ブリームがストラヴィンスキーのためにリュート演奏した貴重な映像。演奏されているのは、ダウランド。
http://www.youtube.com/watch?v=t4f8fej9Sqo