現代のリュート音楽
《ロマン・トゥロフスキー》

2013.10.3

今日の音楽は、アメリカの画家でリュート奏者、作曲家の
ロマン・トゥロフスキー(Roman Turovsky-Savchuk/1961年、ウクライナのキエフ生まれ)。

画家の父、Mikhail Turovsky、そしてキエフのシェフチェンコ州立美術学校で絵画を学ぶ
。1979年にニューヨークに移住。
パトリック·オブライエンの下で、バロックリュート作曲を学ぶとともに、
ニューヨークのパーソンズデザインスクールで絵画を学ぶ。
1990年代初頭に真剣に作曲を始めるともに、多くの美術展に出品。
2006年6月にはニューヨークで個展を開き、
彼の作品の8点がデイトンの大学国際マリアン研究所のコレクションとなっている。

作曲家としては、バロック・リュートやトルバン(torban/ウクライナの伝統的な楽器)、
そしてヴィオラ・ダ・ガンバ、カリヨン(メロディーを演奏する「組み鐘」)による器楽作品が中心になっているが、
ウクライナの文化やバロックの影響を受けた声楽作品も作曲している。
彼の作品は、Robert Barto 、Robert MacKillop、Oleg Timofeyev 、John Schneiderman、
Thomas Schall、Trond Bengtson、Terrell Stone、Christopher Wilkeらによってリュート演奏されている。

それでは、「GIGUE d-moll」。
演奏は、Robert Barto (baroque lute) 。
http://www.youtube.com/watch?v=CQNe1wAPo2Y

続いて、「Tombeau pour Mr. Telemann」。
演奏は、Ernst Stolz(viola da gamba)。
http://www.youtube.com/watch?v=2oCIoVTdq1k

そして、「Ballade 'M' 」。
演奏は、Stuart Walsh(7-course guitar*オリジナルは13- course lute)。
http://www.youtube.com/watch?v=vLmdNTnSXNU