リュート音楽
《ベレロフォンテ・カスタルディ》

2013.9.21

今日の音楽は、イタリアのリュート奏者、作曲家、詩人、および「芸術家」の
ベレロフォンテ・カスタルディ(Bellerofonte Castaldi/1581年頃-1649年9月27日)。

当時盛んだったバロック的な形式とは異なり、
緩やかで感傷的なスタイルの音楽に自作の詩を載せて歌うような独創的な音楽活動を行い、
忘れがたいメロディで聴衆を魅了したという。
兄弟が起こした殺人事件に巻き込まれ、故郷を追放されイタリアとドイツを転々としたりもした。
現在ではみられないティオルビーノ(小型のテオルボ)という楽器を発明したり、
カンタータで女性パートを歌ったカストラートやファルセットに反対し、
テノールのために男性パートを書いていたりするなど、かなり独特な活動をしていたらしい。

それでは、「Sonata forastiera & Laurina corrente」。
演奏は、Rafael Bonavita(Tiorba)。
http://www.youtube.com/watch?v=3lEKnFQ3mhg