フランス・ルネサンス音楽
《クローダン・ド・セルミジ》

2013.9.16

今日の音楽は、フランス・ルネサンス音楽の作曲家、
クローダン・ド・セルミジ(Claudin de Sermisy/1490年ごろ - 1562年10月13日)。

ジャヌカンと並んで、16世紀の最も有名なシャンソン作家の一人。
宗教音楽の作曲家としても重要な存在。
同時代のイタリア音楽に影響され、また影響も与えている。
ジャヌカンとの師弟関係があった可能性もあるとされている。
1508年にルイ12世の宮廷礼拝堂の歌手となり、同時に聖職者に。
1515年にフはランソワ1世に従ってイタリアに行き、
1520年には、カレー近郊の野営地ル・キャン・ドラドールにおける英仏両軍の折衝(Le Camp de Drap d'Or)に際して、
フランソワ1世とヘンリー8世が共催した音楽の宴にも参加した。
1532年には、ブローニュにおける両王の同様の会議にも参加し、このために式典用モテットを作曲した。
1520年代にノートルダム大聖堂の参事会員となるが、1524年にはそこを去りアミアンの聖堂参事会員に。
そして、1532年までにフランソワ1世のもとに宮廷礼拝堂の宮廷楽長に就任している。
1533年には、サント=シャペル大聖堂の参事会員にも迎えられたが、
少年聖歌隊員の指導と教育や有能な歌手の補充と採用のためにパリを去る。
1554年にはサント・カトリーヌ教会にて聖職禄を受給している。
最晩年まで作曲家として活動し、サント=シャペルに埋葬されたことがわかっているが、
晩年についれはそれ以外のことはわかっていない。

それでは、「Dont vient cela」。
演奏は、trond bengtson & ernst stolz。
http://www.youtube.com/watch?v=NyCO_53fwq0

続いて、シャンソン作家としての作品から「Tant que vivray」。
演奏は、Ensemble Clement Janequin; Dominique Visse, director。
http://www.youtube.com/watch?v=CW31yXZIrbM

そして、「Je n'ay point plus d'affection」
演奏は、Ensemble Clément Janequin, Dominique Visse。
http://www.youtube.com/watch?v=kPESdIRRcTs