イタリア初期バロック音楽
《ヨハネス・ヒエロニムス・カプスベルガー》

2013.9.15

今日の音楽は、イタリア初期バロック音楽の作曲家、ヨハネス・ヒエロニムス・カプスベルガー(Johannes Hieronymus Kapsberger /1580年頃–1651年)。

リュートやテオルボ、キタローネのヴィルトゥオーソとして有名。父親がドイツ貴族だったことからドイツ語の苗字を持っているが、ヴェネツィアに生まれたこともあってイタリア語の名で知られている。華麗な演奏のため上流階級から認められ、1610年からローマで活動。とくに教皇庁の宮廷で人気を集めたという。
作品は、風変わりなリズム、旋律の推進力、創意の点で名高く、とりわけ舞曲が特徴的。レッサンドロ・ピッチニーニとともに、当時の最も進歩的なリュート音楽の作曲家であり、楽器の発展にも大きく貢献した。

それでは、「Ciaccona」。
http://www.youtube.com/watch?v=4HjH16ZDwgA

続いて、「Canario」。
http://www.youtube.com/watch?v=Fsuo1hz5YYI