イタリアの作曲家・テオルボ奏者
《フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ》

2013.9.9

今日の音楽は、イタリアの作曲家、テオルボ奏者、マンドリン奏者、
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ
(Francesco Bartolomeo Conti, 1681年1月20日または1682年 - 1732年7月)。

フィレンツェ出身。1700年頃にはすでにフィレンツェをはじめ、
フェラーラやミラノなどでもテオルボ奏者として名声を得、
ウィーンのハプスブルク家の宮廷で、正テオルボ奏者の
オラジオ・クレメンティと同じ給料で補助奏者として雇われ、
1706年の謝肉祭で『クレオティーデ』でオペラ作曲家としてデビュー。
クレメンティの死去のため、1708年正テオルボ奏者に昇進。1726年まで在職した。
また同じ年にアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャの会員に選出される。
1711年には宮廷副楽長に、1713年には宮廷作曲家に任命される。
1723年、宮廷楽長ヨハン・ヨーゼフ・フックス作曲の皇帝カール6世のボヘミア王戴冠を祝う
祝祭オペラ『コスタンツァとフォルテッツァ』にテオルボ奏者として出演。
その後、健康上の理由で1726年と1729年から1732年までイタリアに帰る。
1732年にウィーンに戻り、2つのオペラを上演したが、7月に死去。

主な作品には『シエラ・モレナのドン・キホーテ』『クレタのテセオ』など16のオペラ、
『サウルに迫害されたダヴィデ』など9つのオラトリオ、50のカンタータなど。
マンドリン奏者としても、最古のマンドリン・ソナタを作曲した。
彼のオペラ『クレオティーデ』はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの
オペラ『オルミスダ』に引用されている。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハもカンタータ『我が魂は病み』を筆写・編曲している。

それでは、「La folia spaniola」。
演奏は、Elbipolis Barockorchester Hamburg。
http://www.youtube.com/watch?v=bJxNHZ88oqY