リュート音楽
《ロバート・ジョーンズ》

2013.8.10

今日の音楽は、16世紀から17世紀にかけて活躍したイングランドのリュート奏者で作曲家、
ロバート・ジョーンズ(Robert Jones/1577年頃– 1617年/主な活動期1597年–1615年)。

1597年、オックスフォードから音楽士の学位を取得。1610年から1615年の間に、
女王の宴のために子どもたちを訓練する独占権を有していた記録がある。
1610年、ホワイトフライヤーズ劇場で上演された演劇でフィリップ・ロセッターと競演する。
シンプルでメロディアスな5巻のリュート曲集と1巻のマドリガーレを出版している。
彼のマドリガルのテキストは、主に陽気で、甘く、甲高く鳴く、メランコリックな鳥についてのもの。
ウィリアム・シェイクスピアは、「十二夜」で彼の歌「Farewell, dear love」を引用している。

それでは、2台のリコーダーとリュートによる「Sweet Kate」。
演奏は、Aldo Bova(descant recorders)、Trond Bengtson(lute)。
http://www.youtube.com/watch?v=AfTuWB9veVA

続いて、合唱による「Farewell, Dear Love」。
先に述べたように、この歌はシェイクスピアの「十二夜」に引用されている。
演奏は、The Cambridge Singers(指揮 John Rutter)。
http://www.youtube.com/watch?v=p5iPpVAWhYg