アルス・スブティリオル
《アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ》

2013.7.5

「Sumite karissimi」

今日の音楽は、中世イタリアの作曲家・声楽家・教皇庁事務官で、
トレチェント音楽からルネサンス音楽への過渡期の作曲家のアントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ
(Antonio Zaccara da Teramo, またはザカーラ Zacara, Zacharaとも
/1350年代生まれ~1413年(一説によると1416年)5月19日)。

アブルッツォ州北部のテーラモ出身。1400年ごろに最も活躍。
アルス・スブティリオルの作曲家に数えられる。宗教音楽と世俗音楽の両方が現存している。

1391年に、ローマ教皇ボニファティウス9世の秘書官となり、教皇グレゴリウス12世の時代まで勤続。
当時の政治謀略に関与していたようである。
豪華装飾写本『スクアルチャルーピ写本』には、
小男で、手足の指すべてを合わせた本数が10本しかなかったと記されている。

それでは、「Sumite karissimi」。
演奏は、Mala Punica。
http://www.youtube.com/watch?v=-EuST2UsJkk