トルバドゥール《フォルケルット・ド・マルセイユ》

2013.6.24

「Flores sur 'Tant m'abellis l'amoros pessamens'」

今日の音楽は、商人からトルバドゥール、そして司教になった
フォルケルット・ド・マルセイユ(Folquet de Marseille/1155年頃-1231年)。

ジェノヴァの商人アンフォスの息子として生まれ、その跡を継ぐが、1180年に転機が訪れる。
アラゴンのアルフォンソ2世の宮廷、そしてニームやモンベリエなどを訪れ1189年の第3回の十字軍にも参加。
そして1195年に帰還後は、シトー会修道院に入り、プロヴァンスの修道院の修道院長、トゥールーズの司教となった。
その司教時代には1215年のドミニコ修道会の創設者のひとりともなった。
1229年にはトゥールーズ大学を設置。ダンテの『神曲 天国篇・第9歌』に、
敬虔な生涯を送った詩人として記されている。

それでは、「Flores sur 'Tant m'abellis l'amoros pessamens'」。
演奏は、Ensemble Lucidarium。
http://www.youtube.com/watch?v=aGpbJAruecM