トルバドゥール《マルカブリュ》

2013.6.21

「神の御名の下に平安あれ!(Pax in nomine Domini)」

今日の音楽は、中世フランス南部の吟遊詩人トルバドゥールの一人、
マルカブリュ (Marcabru 、1100年-1150年/活動時期:1130年頃 - 1149年頃)。

ガスコーニュ(現在のランド県とピレネー=アトランティック県)の
ジョングルール出身のトルバドゥールで、最初期の一人。
ポワティエ伯ギヨーム10世の庇護を受けていたようで、
伯亡き後はフランス南部やスペインの貴族などに庇護を求めたが、
その性格のため長続きしなかったとも。
その詩は高く評価されていたものの、毒舌家で人を辛辣に誹ることが多く、
彼に悪口を言われた城主に刺し殺されたという話も残っているようである。

それでは、「神の御名の下に平安あれ!(Pax in nomine Domini)」。
演奏は、La Capella Reial de Catalunya(dir.Jordi Savall)。
http://www.youtube.com/watch?v=GLQC7vqgviE