ポルトガルのルネサンス音楽:ドゥアルテ・ローボ 

2013.5.27

「Audivi Vocem De Caelo(我は天の声を聞きぬ)」
「Pater Peccavi(父よ、われらは天に対し)

今日の音楽は、ポルトガルのルネサンス音楽の作曲家、ドゥアルテ・ローボ(Duarte Lôbo/1565年頃 - 1646年9月24日)。
フェリペ・デ・マルガリャーンエス, マヌエル・カルドーゾ、ポルトガル王ジョアン4世と並んで、
ポルトガル黄金時代の主要なポリフォニー音楽の作曲家。

時代的にドバロック音楽の始まりと重なり合っているものの、ルネサンスの作曲技法、
とりわけパレストリーナのポリフォニーに生涯にわたっり、宗教音楽中心の創作となっている。
出版された6冊の宗教曲集には、ミサ曲・レスポンソリウム・アンティフォナ・マニフィカト・モテットが含まれている。

生涯については詳細はよくわかっていないが、アルサソヴァス Alcáçovas に生まれ
、エヴォラでマヌエル・メンデスに師事している。
最初に得た地位はエヴォラ大聖堂楽長。
1594年までにリスボン大聖堂の楽長に就任。
リスボンでは Colégio da Claustra da Sé で教鞭を執り、後半生においては同地の神学校の音楽監督も勤めている。

それでは、「Audivi Vocem De Caelo(我は天の声を聞きぬ)」。
演奏は、Ars Nova & Bo Holten。
http://www.youtube.com/watch?v=oHXuDXj1Hxw

続いて、「Pater Peccavi(父よ、われらは天に対し)」。
演奏は、Ars Nova & Bo Holten。
http://www.youtube.com/watch?v=Zo6-Wxa0Cs0