盛期ルネサンス・ヴェネツィア楽派:アドリアン・ヴィラールト

2013.5.17

「Vecchie Letrose」
「Pater Noster」

今日の音楽は、フランドル出身の盛期ルネサンス音楽の作曲家、
アドリアン・ヴィラールト(Adrian Willaert, 1490年頃 - 1562年12月7日)。

ヴェネツィア楽派の開祖で、イタリアに移住してフランドル楽派のポリフォニー様式を定着させた世代の代表的人物。
「聖マルコ寺院楽長」でもあったこともあり、ジョスカンの死からパレストリーナの時代の到来までの間、
ヨーロッパ中で最も影響力のある音楽家として活躍する。
ルネサンス時代の最も器用な作曲家の一人であり、8曲のミサ曲、50曲以上の詩篇唱、
150曲以上のモテット、およそ60曲のフランス語のシャンソン、70曲以上のイタリア語のマドリガーレ、
そして若干の器楽曲リチェルカーレと、ほとんどすべての既存の音楽様式や楽式によって作曲している。

それでは、「Vecchie Letrose」。
演奏は、Pierre Boragno(Flûte soprano)、Marianne Muller(énor de Viole)、
Massimo Moscardo(Guitare)、Francois Saint-Yves(Clavecin)。
http://www.youtube.com/watch?v=wzu_URxmY28&list=PL4D96C6E886E77212

続いて、「Pater Noster」。
http://www.youtube.com/watch?v=4JgQw8DJrpA&list=PL4D96C6E886E77212