ノートル・ダム楽派2:ペロタン(ペロティヌス)

2013.5.9

「Sederunt principes + Notre Dame de Paris」
「アレルヤ、乙女マリアのほまれある御誕生(Alleluia nativitas)」

今日は、昨日ご紹介した「アルス・アンティクァ」の時期に活躍した
「ノートル・ダム楽派」の代表的な音楽家のレオナン(レオニヌス)の後輩にあたる、
ペロタン(仏語:Pérotin)またはペロティヌス(羅語:Perotinus)。
活動年代は、12世紀後半から1220年と推定されている。

ノートルダム楽派のポリフォニー音楽の最も有名な担い手で、
レオナンの作品を大幅に改良・拡大させた。
(ペロティヌスの2声のオルガヌムを発展させ、
グレゴリオ聖歌を素材(定旋律)として一番低い声部(テノール)に置き、
その上に1~3の声部がモード・リズムと呼ばれる、一定の規則的なリズムで歌い続けていくという形式に改訂)。
ペロタンの音楽は、現代アメリカの作曲家、
特にスティーヴ・ライヒのような現代ミニマリズム音楽の作曲家に影響を与えている。

それでは、「Sederunt principes + Notre Dame de Paris」。

http://www.youtube.com/watch?v=FvJ6xl3l1ek

続いて、「アレルヤ、乙女マリアのほまれある御誕生(Alleluia nativitas)」。
演奏は、The Hilliard Ensemble。

http://www.youtube.com/watch?v=EJxRDhejtwo