ジル・バンショワ

2013.4.27

「Dueil angoisseux」
「Triste plaisir et douleureuse joie」

今日の音楽は、ネーデルラントの作曲家でブルゴーニュ楽派初期の一員で
16世紀初頭で最も有名だった作曲家の一人、
ジル・バンショワ(Gilles de BinchoisまたはBins, 1400年頃~1460年9月20日)。
呼び名は出生地のバンシュ(モンス近郊)にちなみ、中世フランス語で「バンシュの人」の意味。

1419年にモンスの聖ヴォードリュー教会 (Ste Waudru in Mons) のオルガニストに就任。
1423年よりリールに。この頃には、ブルゴーニュ公国か、イングランド王国のサフォーク伯に従軍していたらしい。
バンショワの作品は、歌いやすくて覚えやすい旋律なのもあり、15世紀の最も優れた旋律家と見なされてきた。
その旋律は、数十年経っても模倣され続け、後代の作曲家によるミサ曲において、素材として流用されている。
宮廷のために、恋愛や騎士道を歌った世俗歌曲を作曲し、ブルゴーニュ宮廷で愛好された。

それでは、「Dueil angoisseux」。
演奏は、Asteria。

http://www.youtube.com/watch?v=G34FTPzWO-M

続いて、「Triste plaisir et douleureuse joie」。
演奏は、Lena Susanne Norin (Alto), Randall Cook (viol' da gamba/Vielle/fiddle)
and Susanne Ansorg (Rebec/fiddle)。

http://www.youtube.com/watch?v=I0bmfs0JITw