ジョン・タヴァナー

2013.4.20

「サンクトゥス&ベネディクトス(Sanctus & Benedictus)」
「風のミサ(Mass, "The Western Wind")グロリア(Gloria)」

今日の音楽は、イングランドのルネサンス音楽作曲家
ジョン・タヴァナー(John Taverner/1490年頃リンカンシャー南部 - 1545年10月18日)。
1520年代初頭にタターシャルTattershallの教会に雇われ、
1526年にオックスフォード大学カーディナルズ・カレッジ(現クライスト・チャーチ)楽長に就任。
1528年にルター派のスキャンダルに連座し、異端信仰の咎で短期間投獄された後、1530年に同職を辞す。
その後はボストン自治区Borough of Bostonの聖ボトルフ教区教会St Botolph's Churchより聖職禄を得る。

作品の多くはミサ曲、マニフィカト、モテットなどの含まれた声楽曲。
最も有名なミサ曲は、中世イングランドの俗謡《西風 Westron Wynde 》に基づく
《ミサ曲「西風」 The Western Wynde 》
(ジョン・シェパードやクリストファー・タイも後に同じ旋律によってパロディ・ミサを作曲している)。
《ミサ曲「汝、聖三位一体に栄光あれ」 Gloria tibi Trinitas 》のベネディクトゥス楽章は、
後に多くの他の作曲家により、ガンバ・コンソート用の定旋律に転用され、
「イン・ノミネ」(ラテン語で「(神の)御名において」の意味)と題される器楽曲となった。
ちなみに、現代音楽の作曲家ジョン・タヴナーは自らを「タヴァナーの末裔である」と称しているが真実は不明。

それでは、「サンクトゥス&ベネディクトス(Sanctus & Benedictus)」
(「ミサ曲「汝、聖三位一体に栄光あれ」(Missa Gloria Tibi Trinitas)」より)。
演奏は、the Tallis Scholars。

http://www.youtube.com/watch?v=0shjKZhQwfg

続いて、「タヴァナーとチューダー朝の音楽第1集 -
西風のミサ(Mass, "The Western Wind")グロリア(Gloria)」。
演奏は、Ars Nova Choir Copenhagen (指揮:Paul Hillier)。

http://www.youtube.com/watch?v=G9txUjrJ6yA